Atopic Report


■僕自身のアトピーについて、どう悪化していったのか簡単に紹介します。
※治療法については次のページへどうぞ

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1.生後~

生まれつき乾燥&敏感肌でした。

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2.小学生~高校入るまで

アレルギー性鼻炎(花粉症)になる。
年間を通して、どんな感じだったかというと

春・・・耳たぶのへんの皮膚が少し割れる。
夏・・・汗疹ができる。
冬・・・肌が乾燥してちょっとかゆいくらい。

たいしたことはなかったです。色白で肌はすごくきれいだといわれていた。
ステロイドらしきものを使ったことが数回あります(あいまいな記憶ですが)

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3.高校1年冬頃

おしりに湿疹ができ夜中に掻き壊してしまって、けっこう酷かったです。
あまりに痒いので病院に行き、薬を出され、塗っていたがすぐ落ち着いたのでやめました
(かなり弱いステロイドだったと思います)

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4.高校2年夏頃

体に蕁麻疹ができ、おかしいので、近所の内科に行く。
注射を打たれとりあえずは落ち着くが、しばらくするとまた再発。
でも秋には治っていました。
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5.高校2年冬頃
おしりにまた湿疹ができるようになる。以前より状態が悪くて黄色い汁(滲出液)がでてくるようになりました。
病院に行き薬をもらって塗っていたが、なかなか治らないので病院を変えました。

新しい病院Fに通う。今考えると、ここが地獄への入り口でした・・・
そこは診察を受けるまでに2時間くらい待たされ、おしりに薬を処方される。
診察時間は5~10分くらいでした。
出された薬はステロイド。薬名は覚えていない(リンデロンV[storongランク]だった気がします)。

この時点でアトピーの症状がでてるのはおしりだけでした。
塗るとすごい勢いで良くなるので驚きました(今から考えると効くのは当然なんですが・・・)。
この時から薬をもらうために1,2週間に一度通うことになった。
混雑は午後3時半頃行って帰るのが7時頃でした(苦笑)

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6.高校3年春頃

顔にニキビがたくさんでき、石鹸でよく洗うようになったが元々乾燥肌なので、余計に乾燥して痒くなるようになりました。
皮膚科でそのことを言うと、顔にこれを塗ってとロコイドチューブを処方ました。
耳からも滲出液が出てくるようになり、とにかく痒い。通い始めてから、おしりだけだった患部が拡大していました。

この頃、家を新築したため、新居に引っ越しました(ホルムアルデヒドも良くなかったと思います)。

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7.高校3年夏頃

夏に向かうにつれて、患部がどんどん拡大していきました。
おしりだけでなく、顔、首、腕、胸、肩から背中の上のほうにかけて。

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8.高校3年秋~冬頃

この頃、もうステロイドなしではどうしようもない状況になりました。ステロイドをつけないと耐えがたい痒み。
顔の色も赤黒くおかしくなってきました(高校の卒業写真は酷くて今でも見たくないです…)。
もう麻薬中毒状態でした…。

進路のこともあって、ストレスがたまって食事の量が増えたのか、 体重が60キロから70キロに増加。
体はフルメタクリームに変わりました(very strongランク)。かきすぎで眉毛がかなり薄くなっていた。

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9.予備校生春~夏頃

高校卒業し、大学進学のために予備校に通うことになりました。
予備校に通いだして規則正しい生活になったためか、体重が3ヶ月ほどで元に戻りました。
しかし、症状はどんどん悪化。
あまりの痒さに勉強に身が入らなくてどうしようもないため、一旦勉強をやめました(夏休みとも言う)。

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10.予備校生秋~冬頃

もうかなり体がおかしい。勉強するのをやめようかと何度も思いました。
普通に勉強できる周りの健康な人がうらやましかったです。
だけど一度やると決めたことはやめたくないと思い、この時からはもう完全に意地になってました。
(この際、医者になって自分で治してやろうかとも思ったくらいだったんです・・・)

もう病院通いがかなりの時間の無駄でけっこう支障になっていました。冬になると乾燥して、状態は最悪。
ただでさえ乾燥して辛いのに自習室は暖房ガンガンきいてて、
我慢しても30分くらいしか耐えられず、諦めて出てくることもしばしば。
そんな中でも偏差値が60近くまで上昇してました。これは自分でも驚きました(やる気になれば、上がるもんなんだなと)。

受験の時も暖房が入ってるため痒くてとにかく辛かったです。
痛いのはいくらでも我慢するが、痒いのはできません。
まさに爆弾を抱えながらの受験。志望は無理だったけど、そこそこ行きたかったところには受かりました。
国語が弱かったからしょうがないんだけど…(^。^;)

受験が終わってからスキーにいったら、雪焼けでニキビがなくなりました。

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11.大学1年春~夏頃

受験から解放されて少しは良くなったが、運動はできる状況ではありませんでした。
特に1年で必修の体育は辛かったです。
大学の授業でインターネットってものを実体験した。
大学からパソコンの貸与があったので、だんだんインターネットにはまっていきました。

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12.大学1年夏休み

そんな感じでインターネットにはまっていったわけで、なんでも検索できて面白い。
それでアトピーについて、いろいろ調べることにしました。もちろんステロイドについても調べました。
ステロイドの副作用があることもわかり、同じように苦しんでいる人もいることがわかりました。
アトピーについての本も買って調べました。図書館で医学書読んだけどわからない(^。^;)

ステロイドにとても不信感を抱き、このままステロイドを使いつづけてても意味がないので、
ステロイドを全部処分し、脱ステ決行!!(後々考えると無謀すぎ・・・)。
とりあえず、傷口はオリーブオイルで保護することにしました。

しばらく酷い時期が続いた。顔はつっぱる。切れてるし、浸出液もたくさん出てきて酷すぎる。
自分で自分の事を人間じゃないとか思いました。とにかく鏡を見ないようにしていました。

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13.大学1年秋~冬頃

大学の後期の授業が始まってもけっこう酷かったです。
登下校中、顔の酷いのをジロジロ見てくるやつがいました(かなり腹が立つ)。
とにかく家から出るのもいやになるくらいでした(なんでこんな目に会うんだろう…)。

この頃違う病院に行きましたが、やっぱりステロイド。しかもダイヤコート(最強ステロイド)を処方されました(T.T)
少しだけつけてしまいました…。

冬に向かうにつれて、症状はだんだん良くなっていきました。

パソコンの貸与が1年間だったので、返すことになり、
もうパソコンないのはつらいので、短期バイトをやってパソコンを買いました(バイトができるくらいまで回復)。
そのバイトは靴の卸業者の倉庫の整理をすることでした。力仕事だったけど、寒かったので逆に楽でした。
早寝早起きで週5日やっていたので、体調はよかったです。

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14.大学2年春~夏頃

暖かくなるにつれて、また悪化していきました(このまま良くなると思ってたのに…)。
あまりに酷くて、また他の病院に行きました。

そしたら案の定ステロイド(フルメタ軟膏)。飲み薬はジルテック(抗アレルギー剤:朝晩1回ずつ)でした。
「ステロイド使いたくないです」って医者に行ったら、
「ステロイド使わないで治るわけがない。私は医者だ!信用できないならもう来るな!」
「一生治らないからステロイドでコントロールするしかない!」って言われました。

あんたそこまでいわなくても…なんて思いながら帰りました。 ジルテックは飲みましたが、ステロイドは処分。
インターネットの掲示板でキレる医者もいるって話は聞いていたが、直にそんなこと言われるとやっぱりショック…。

その時、顔に出されたのが新薬といわれるプロトピック軟膏。
つけてみたけど、寝てる間に顔にすごい熱を帯びる。かなり掻きこわした気がするが、朝になるとなぜかきれいでした。
この薬大丈夫なのか??と思う。

状態は最悪(夏に悪化するタイプだったみたいです)。
脱ステして1年経ったのにあんまり変わってないような気がしました。多少は良くなってるんだけど…。

相変わらず外出するとジロジロみてくるやつがいて、人間不信に陥りそう…。
なるべく人には会いたくなかったです。

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15.大学2年秋~冬頃

1年前より状態はいい。やっぱり冬になると良くなるらしい。
友達にもけっこう良くなったって言われるようになりました。
まだまだひどいけど、バイトをしようと決意。

たまたまバイト募集してるところに行っていろいろ聞かれたが、
最後に「君アトピーだよね。うちじゃ無理だと思うよ」
ぶん殴ってやろうかと思った。デリカシーなさすぎなんだよー。
断わるにも他に言い方あるでしょー!!

他に2つほど受けたが、全部落ちた。
ちなみにいやな面接を受けた店は食中毒事故を出して閉店しました。

そして事務系のバイトの友達に紹介してもらいました。
とりあえず面接に行き、そしてパソコンの入力テスト。後日電話がかかってきて、採用とのこと。
パソコンのタイピングの速かったみたいです(パソコンやりすぎだったので)。
椅子に座っての作業だけど、職場の乾燥が辛かったです。
あんな採用担当のいるバイトより、超高待遇で文句なし!
前に行ったところは落としてくれてありがとう(って思うことにしました)。

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16.大学3年春~夏頃

暖かくなってきて、悪化はするがそんなに悪くはなかったです。
車の免許も取りにいけなかったので行きだしました。

夏も多少悪化はしているが、自分的にはそんなにひどくない。
免許も無事に取れて友達と車で旅行に行きました。合コンにも行ってみた(-。-) ボソッ

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17.大学3年秋~春(就職活動)

就職活動ガイダンスがはじまったけど、状態がかなりいいので、やる気満々。
リクナビもかなり早く登録してみたり。
大学内の一般常識の模擬試験も学内2番取ったりして(この時はかなりびっくり)、
何気にがんばってるし、どっかいけるでしょうなんて思ってました。
説明会も積極的に行ってました。でも…。

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18.大学4年春~夏頃

就職活動。一番頑張らなければいけない時期にまたおかしくなり始めました。
また違う病院に行きました。でもやっぱりステロイド。医者はもう信用できない。
しかも今回の悪化は今までと違ってる気がしてました。
治ったと思ってたのにすごい悪化。

これは行けるって思ってた企業の最終面接も行けませんでした(というか行けなかった)。
別に第一志望でもなかったんですが…。
友達にはバカかって言われた。でも状態がひどすぎて…(T.T)
なんでこうなったのかは不明でした。
どんどん悪化して家から出られないくらい酷くなって、その時受けてた授業の単位も諦めました。

虫歯も併発して、あまりの痛さに夜寝れませんでした。
あまりに酷い顔で外に出るのが嫌だったので歯医者に行けませんでした。

ずっと我慢していましたが、限界を感じて嫌々ながら帽子を深くかぶり行きました。
ずっとまじめに行ってたバイトも休みがちになり、もう辞めさせられてもしょうがないと思ってました。

ぜんぜん知らない人に「その顔どうしたの?」って言われた時はかなり落ち込みました。
なんでそんなこと言うんだよ!普通に無視してればいいのに…。なんて言いたかったけど。
こういう人は人間として最悪です。
この時、精神的にかなり不安定で死ぬことばかり考えてました。

毎日、昼頃起きて、ご飯食べて、ネットやって、そのまま時間過ぎて夕食。そしてまた寝る。
家にこもりながらそんなことを繰り返して、なんとなくネットで調べごとしてたら、
うちから電車で20分くらいのところにステロイドを使わない病院があることがわかった。
ステロイドを使わないとは書いてあるが、疑って行くにいけませんでした。
しかも、その病院は人通りの多い商店街の中にあって行くのはかなり嫌でした。

この時、前からとっていた好きなアーティストのライブチケットを持っていて、
行くのは諦めていたが、どうしてもライブに行きたかった。
これが最後だなって思って、ライブ前日にステロイドを使わない病院に行こうって決意。

病院での治療は次のページで。







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