Atopic Report


■アトピーについて■
  アトピー性皮膚炎(以下"アトピー"と略します)は近年患者が増加傾向にある皮膚の病気です。 以前は大人になれば治る病気とされていましたが、最近では大人になっても治らない人が増加しています。 アトピーの原因は人それぞれ異なり、 例えば、生活習慣の乱れ、食生活の乱れ、ストレス、生活環境が良くない…など様々です。 原因は様々ですが悪化するのには必ず原因はあります。 その原因を突きとめることは難しいですが、その原因を突き止められるのは自分しかいません。 原因さえわかれば、悪化を最小限に食い止められ症状が改善されます。 余談ですがヤフーの天気予報の生活指数という所に、肌荒れ指数が載っているので原因追求の参考にしてみてください。

■現在アトピーで悩んでる人へ■
  アトピーは症状の軽重は人それぞれですが、誰もが辛い病気です。 酷くて落ち込んでしまうこともあると思いますが、「必ず治る」と思うようにしてください。 あなたは自分ひとりで戦っているわけではありません。みんなあなたと同じようにアトピーと戦っています。 どのくらいの時間がかかるかは人それぞれなのでわかりませんが、努力すれば必ず治る病気です。 マイペースで構わないので一歩一歩確実に進んで行きましょう。

■身近な人がアトピーで悩んでる人へ■
  アトピーはなったことにしかわからない辛い病気です。 掻かなければよいと思われるかもしれませんが、そう我慢できるものではありません。 掻かないで済んだらどれだけ楽なことか・・・。あなたがもし同じような立場になったらおそらく掻いてしまうでしょう。 アトピーの痒さは蚊に刺されたのとは比べ物になりません。 症状が顔に出たりすると精神的にも落ち込んだりしていまいます。 アトピーの辛い所は症状だけではなく、精神的にも弱くなってしまうことです。 あまり余計な事は言わないであげて、温かく見守ってあげてください。

■ステロイド(副腎皮質ホルモン)について■
  ステロイド(副腎皮質ホルモン)の乱用がアトピーという病気を難治化させています。 病院で処方される副腎皮質ホルモンは合成の副腎皮質ホルモンです。 本来副腎皮質ホルモンは人間の体内の副腎という臓器で生成されています。 副腎という臓器についてですが、副腎は腎臓の近くにある臓器です。 ステロイドを使用し続けると、本来副腎からから分泌されるべき副腎皮質ホルモンが分泌されなくなります。 その為、急にステロイドの使用を中止するとリバウンドが発生します。 体内で正常に副腎皮質ホルモンが生成されるようになったらアトピーも軽快しますが、 一度このシステムを壊してしまうと元の状態に戻すのは非常に大変です。

■プロトピックについて■
  プロトピックとは藤沢薬品から発売されている軟膏で、 その主成分はタクロリムスという成分です。 タムロリムスは臓器移植患者への免疫抑制剤としても用いられている成分です。 アトピー向けの外用薬として1999年6月に世界に先駆けて日本で最初に認可されました。 副作用はステロイドほどはないと言われていますが、新しい薬なので実際のところはまだわかりません。

■脱ステロイドについて■
  上記で説明したようにステロイドを使用し続けると、本来副腎からから分泌されるべき副腎皮質ホルモンが分泌されなくなります。 脱ステロイドはステロイドを乱用した事により壊れた体内のシステムを元に戻すための強行手段です。 しかし、体内で正常に副腎皮質ホルモンが生成されるようになるためにはかなりの時間を要します。 そして脱ステロイドをすることは非常に危険を伴います。 体内のバランスもおかしくなってしまっているので、感染症にかかったり合併症を引き起こす可能性もあります。 リバウンドも何度訪れるかわかりません。 それでも脱ステロイドをしようとする場合は絶対に自分でやろうとせずに必ず専門家の下で行ってください。

■脱保湿について■
  脱保湿は脱ステロイドと同じように正常化させるために行います。 ステロイドの影響で肌が不安定になっている場合、 アトピーの人は皮膚が乾燥しやすいので保湿しないと辛いです。 しかし、ステロイドの影響で肌が不安定になっている場合、保湿剤にかぶれている場合もあり、 たとえばワセリンを塗っている人はそれが原因で良くならない場合もあります。 脱保湿をすることで皮膚が安定し、自然に自分の体から油が分泌されるようになります。 脱保湿をはじめると脱ステロイドと同様にリバウンドが起こります。 そのため、自分でやろうとせずに専門家の下で行ってください。

■痒くなった時のアドバイス■
  痒くなったときは深呼吸をしましょう。 鼻からゆっくり空気を吸って、口からゆっくり吐き出す。 吸ったり吐いたりする時は焦らずゆっくりしましょう。 それを3~5分します。そうすることによって痒みが落ち着きます。

■竹酢液・木酢液■
  竹酢液・木酢液は殺菌作用の高い液体です。 グチュグチュしていまっている患部につけると効果的です。 ただ付けた後に乾燥するので痒くなって逆効果になる場合もあります。 そして切れてしまっている患部に染みます。使い方としては薄めるとよいです。 いろいろなお店で市販されていますが、種類もさまざまです。

■強酸性水■
  強酸性水はその名のとおり酸性の強い水です。 酸性が強いため殺菌作用があります。 竹酢液・木酢液と同様にグチュグチュしていまっている患部につけると効果的です。






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